2016年5月3日火曜日

『ハンニバル』シリーズを勝手に考察してみる (前編)





恐怖レベル・・・★★★★



僕は『ハンニバル』シリーズの大ファンで、そのシリーズのほとんどは映画館にて、しかもプレミアムシートで見ました。まあそれはさておいて、、

今まで10年以上時間が経過したにもかかわらず、まだ4作品しかでてないこの映画ですが・・・。


どのシリーズも見てて、ワクワク、ゾクゾクします。そのシリーズを年代順に並べ、初めてみるには、どれから見たほうがよいか、僕的に勝手に考察し、感想もいれてみました。



かなり長文になってしまう関係上2回にわけ、考察したいと思います。


これはあくまで、私的な勝手な感想であり、観た人によって、捕らえ方は自由なので、まだ観てない人のための参考にしてほしい程度のいい加減な考察であることを先に断っておきたいと思います・・・w


大まかなストーリーはWikiに掲載されたものを引用しましたので、参考までに。。








羊たちの沈黙 (1991年)



羊たちの沈黙 [Blu-ray]


〈あらすじ〉
若い女性の皮膚を剥ぎ落とし、その死体を川に流すという残忍な連続猟奇殺人事件(バッファロー・ビル)が発生した。

FBI訓練生のクラリス(フォスター)は、クロフォード主任捜査官(グレン)にある任務を課される。元天才精神科医であり、自分の患者を食して現在州立精神病院に監禁されているレクター博士(ホプキンス)の元を訪れ、バッファロー・ビルの精神状態を解明してもらうことだった。レクター博士はクラリスの過去を語らせるのと引き換えに、バッファロー・ビルの心理を語り始める。



【感想】
アカデミー賞作品賞を受賞した作品だけに、見る者に精神的恐怖を与えるレクター博士の演技はまさに絶品です。。

クラリス捜査官とレクター博士の交渉の駆け引きが実に巧妙で見てて飽きさせない。

上院議員をも煙に巻くレクターの意地悪さも見てて心地いい作品。





ハンニバル (2001年・R15指定)



ハンニバル Blu-rayプレミアム・エディション(2枚組)


〈あらすじ〉
ハンニバル・レクターが全米中を恐怖の渦に落とし入れたバッファロー・ビル事件の解決に協力した直後に脱走してから10年たち、博士と関わり、事件の犯人を逮捕したクラリス・スターリングは、今やFBIのベテラン捜査官。

しかし、ヴァージニアで任務についたクラリスは、追っていた麻薬売人を射殺してしまいその責任を追及されてしまう。
窮地の彼女に目をつけたのは、レクターに顔の皮膚を剥がされ、恨みをもつ大富豪メイスン。クラリスを餌にレクターをおびき出すため、政界入りを狙っている司法省のポール・クレンドラーを利用し、彼女をレクター捜査へ復帰させる。

その頃レクターは、イタリアのフィレンツェに潜伏しておりフェル博士と名前を変えて司書の仕事についていた。クラリスの動向をこの10年ずっと追い続けていたレクターは、彼女に手紙を出す。



【感想】
羊たちの沈黙でクラリス役のジョディ・フォスターが降板したのは有名な話。代わりにジュリアン・ムーアがその代役をかってでた。

ストーリーはレクター脱走後の話で、レクター博士が10人の凶悪犯リストに載っていることに気づいた地元の刑事が懸賞金目当てにレクターに近づくが、本人とその協力者たちも一人ずつレクターに消されていくことになるのだが。。(その10人の中にビン・ラディンの写真もあったw)

殺害方法は芸術的かつ残忍と言うべきか。。

実はこの映画、一度地上波で放送されたのだが、グロシーンのすべては規制によりカットされていた。あれはひどかった。。

ストーリーもとんでしまって、内容自体が意味がわからなくなってしまって、僕の中で、この時代にこのたぐいの映画はもう受け入れられないことを痛感させられた悲しい出来事でもありました。





レッドドラゴン (2003年)



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〈あらすじ〉
高名な精神科医ハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)はボルティモアでオーケストラの演奏を聞いていた。だが、オーケストラの中の一人のフルート奏者の演奏が余りに酷く、ハンニバルは当然のように不快な感情を露にした。 

数日後、ハンニバルは自宅で例のオーケストラの指揮者や懇意の友人を招いて晩餐会を開いていた。参加者は、忽然と姿を消した例のフルート奏者はどこに消えたのかと話題にしていたが、指揮者は「酷い奴だと思われるだろうが」と前置きをして、彼が消えてくれて良かった、彼ほど演奏をダメにする奏者は他にいない、と吐き捨てた。彼もまた、例のフルート奏者の演奏の酷さに耐えかねていたのだ。

やがてハンニバルがそれぞれのグラスにワインを注ぎ終わり、優雅な雰囲気の中で晩餐会は始まった。一人の女性参加者がオードブルの肉料理を口にし、おいしいわ、これは何の肉?とハンニバルに訊ねた。

ハンニバルは、食う気が無くなるだろうから聞かない方が良い、と軽く受け流し、参加者は笑った。やがて晩餐会も終わり、一人で後片付けをしていると最近発生している連続殺人事件を捜査しているFBI捜査官のウィル・グレアム(エドワード・ノートン)が訪ねて来た。ハンニバルはにこやかに彼を迎え入れ、書斎に通すとウィルは興奮した面持ちで、犯人は動物が食肉として食べられる部分を切り取って集めているんだ、と新しく掴んだ事実をハンニバルに伝えた。

ハンニバルは、君はなんて賢いのだろうと賞賛し、詳しい事はまた明日聴こう、君のコートを取ってくるから待っていたまえと席を外した。手持ち無沙汰になったウィルは何気なくハンニバルの書斎の本棚を覗き込み、明らかに熟読していると思われる一冊の本を取り出して中を開いた。

それは料理について書かれた本で、肉の種類や動物のどの部分から取られる肉なのかが事細かに書かれていた。刹那、ウィルは誰が連続殺人事件の犯人なのかを悟り、振り向こうとした瞬間戻ってきたハンニバルに腹部を深々と刃物で刺された。ハンニバルは、君は賢すぎる、とウィルの耳元で囁いた。ウィルは机上に置かれていた矢の束を掴んでハンニバルに逆襲し、持っていた銃でハンニバルを返り討ちにした…。 

ウィルはハンニバルから受けた肉体的そして精神的ダメージを理由にFBIを退職し、温暖な州に転居して妻と息子と共に暮らした。だが数年後、元の上司ジャック・クロフォード(ハーヴェイ・カイテル)が訪ねて来た。クロフォードは、最近起こっている連続一家惨殺事件の捜査協力をウィルに依頼するためにやってきたのだ。俺にはもう無理だ、と渋るウィルを、あのハンニバルを捕まえたお前なら出来ると説き伏せ、期間限定でウィルを現場復帰させる事に成功した。




【感想】
クラリス捜査官がレクターの元を訪れる直前の話。映画の中のストーリーでは2番目の話になる。

話の最後に「レクターに会いたいという人がきてるが。。」(クラリス捜査官のこと)で終わるので、羊たちの沈黙の直前の話であるということは容易に推測できる。

ファイトクラブにもでてた、エドワード・ノートンがFBIの優秀な捜査官を演じる。自分をFBI退職までに追い込んだレクターとの再会は心中察したくなる。そして、またもレクターとの心理戦の熱い駆け引きが。。

羊たちの沈黙同様にレクター博士に猟奇殺人犯のヒントを得ながら、犯人を追うストーリーである。観ごたえあり。





前編はここで終わりです。
後編ではハンニバル・ライジングそして映画の中のストーリーの順序と、どれから観れば楽しめるのかを勝手に考察したいと思います。。



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